俳優原田芳雄(68)が、11月に大腸がんの手術を受けていたことが18日、分かった。10月31日に風邪気味のため都内の病院で検査を受けた際、初期の大腸がんが発見された。所属事務所によると同日夜に入院し、さまざまな検査を行い11月10日に内視鏡による手術を受けたという。早期発見のため手術は約2時間ほどで終わり、順調に体調も回復したため、同28日には退院した。今月15日には打ち合わせなど、仕事に復帰しているという。

 所属事務所は「原田もまさか自分が、とびっくりしていた。たまたま見つかって良かったとホッとしていた」と説明した。原田は8月下旬から、来年1月10日にスタート予定だったNHKドラマ「白洲次郎」のロケに、吉田茂役で参加していた。12月中旬まで撮影を行う予定だったが、約1カ月の入院生活で、大幅に遅れた。NHKは「全3回の放送のうち、2回分までほぼ終了していた。3回分については原田さんの体調を見て収録する」と説明した。第1回の放送は2月28日、第2回を3月7日、第3回については4月以降になるという。

 [2008年12月19日8時37分

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