俳優小泉孝太郎(30)がテレビ朝日系「恋のコールセンター(仮)」(7月にスタート、金曜午後9時)で連続ドラマに初主演することが19日、分かった。テレビショッピングの裏側をコミカルに描く。孝太郎演じるエリート商社マンが、ひょんなことから地方のコールセンターのクレーム処理班に異動。苦情に次ぐ苦情に戸惑いながらも奮闘し、仕事に恋に成長していく。

 孝太郎は「初めて連続ドラマの主演に抜てきしていただき、今はうれしさ以上に気が引き締まる思いのほうが強いです」。何ごとにも如才なく、スマートに生きることを信条とするキャラクター。ABC奈良井正巳プロデューサー(40)は「正統派で品のある小泉さんは、ある意味『いたいけなイケメン』。次々に降りかかる受難に右往左往する、いたいけな彼の姿はきっと多くの共感と支持を得るに違いありません」と起用の理由を説明した。

 脚本は「白鳥麗子でございます」「ハケンの品格」などを手掛けた中園ミホ氏のオリジナル。「孝太郎さんのさわやかなイメージだけでなく、人間くさい部分も見ていただきたい」と期待を寄せた。孝太郎もストーリーにほれ込んだ様子で「中園さんの脚本で、3カ月演じられる喜びをかみしめて撮影に臨みたい」と全力投球の構えだ。

 ともに苦情処理に当たり「クレームの女王」の異名を持つ同僚をミムラ(24)、テレビショッピングのカリスマMCを名取裕子(51)が演じる。

 [2009年5月20日6時49分

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