フリーの押阪忍アナウンサー(74)が大腸がんで入院、6月22日に切除手術を受けていたことが15日、明らかになった。テレビ朝日の前身、NETからアナウンサー生活51年目を迎える押阪アナだが、入院、手術は初めて。5月に受けた定期健診でポリープが発見され、再検査で大腸の結腸の部分にがんが発見された。都内の病院で2時間半の手術。結腸の4分の1に当たる上行結腸を十数センチ切除、16針縫った。すでに今月4日に退院、21日のTOKYO

 FMのレギュラー番組の収録に向け、声のリハビリを始めた。

 押阪アナは「告知を受けたときは大ショックだったけど、もっと進行していたら大変だった。早期発見のために、ぜひ定期健診を」と呼びかけている。現役続行に意欲的だが「今、声の調子は7割くらい。元に戻らなかったら引き際も考える」と、引退も辞さない覚悟でリハビリを進めている。

 [2009年7月16日8時42分

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