V6森田剛(30)が蜷川幸雄氏(73)演出の舞台「血は立ったまま眠っている」(来年1月、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーン)に主演することが2日、分かった。東山紀之、二宮和也らジャニーズ事務所の先輩後輩も蜷川作品に出演してきたが、森田は初出演となる。

 「血は-」は孤独な若きテロリストの闘争を中心に、若者の葛藤(かっとう)をみずみずしく描いた青春群像劇。劇作家の寺山修司さんが書き下ろした戯曲で、これまでに何度も上演された名作として知られる。森田は新しい指導者を目指す若きテロリストを演じる。

 蜷川氏は森田について「ジャニーズの中でもとても異色の人だと思っていました。無精ひげを生やしたり、格好がジャニーズ的な雰囲気からかけ離れて、周囲の人たちに交ざり合っていない印象。いつか一緒に仕事をしたいなぁと思っていました」と期待を寄せる。

 森田は3作目の舞台で世界的巨匠とタッグを組む。「しっかりけいこして、舞台の上で生きたい!」と話している。

 [2009年9月3日7時50分

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