若手漫才コンビ宮田陽・昇の宮田昇(しょう、33)と女性落語家の柳亭こみち(35)が結婚していたことが16日、分かった。1月26日に婚姻届を提出。挙式・披露宴の時期は未定という。

 珍しい漫才師と落語家の結婚は野球が仲立ちだった。昇は漫才協会、高校時代にソフトボール部だった。こみちは落語協会の野球部にそれぞれ所属し、07年2月の試合で出会った。同年秋の食事デートをきっかけに交際が始まり、昨年11月に昇がプロポーズしたという。昇は「飾らない気さくなところにひかれました」。

 昇は小劇団で活動していたが、解散後、99年に劇団メンバーだった陽(41)と漫才コンビを結成。01年に宮田章司門下に入り、寄席やテレビの演芸番組に出演。05年に漫才新人大賞を受賞し、ナイツ、ロケット団、ホンキートンクとともに漫才協会の四天王と言われる期待株だ。

 こみちは早大第2文学部卒業後、OLを経て03年に柳亭燕路に入門。06年に二ツ目昇進し、古典落語だけでなく新作にも挑み、テンポのいい高座で人気がある。昇は「彼女も頑張っているし、結婚を機に互いに刺激し合って頑張っていきたい」と話した。

 [2010年2月17日8時7分

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