俳優成宮寛貴(27)がTBS系新ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」(4月スタート、金曜午後10時)で、デビュー11年目にして初めて連ドラに主演することが23日、分かった。「週刊少年マガジン」連載中の古河美希氏の同名作品が原作。脚本を「歌のおにいさん」「ダンディ・ダディ」の永田優子氏が担当する。

 成宮は誰からも敬遠されるが、勇気と正義感あふれるヤンキーの品川大地役を演じる。仲里依紗(20)演じる、天然ボケで三つ編みにメガネという地味なルックスの学級委員長でありながら、中学時代は伝説の最強ヤンキーだったヒロイン足立花と出会うことで変わっていく。やがて、花に引きずられ、ヤンキーでありながら生徒会副会長に立候補する。

 成宮は00年に舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」で俳優デビュー。02年の日本テレビ系「ごくせん」で不良高校生役を演じブレーク、昨年公開の主演映画「ララピポ」では野心家の風俗専門のスカウト、映画「ドロップ」では26歳で主役の不良中学生役を演じたが、連ドラ主演はこれまでなかった。

 成宮は「しばらく不良を演じることはないと思っていましたが、原作と台本を読んだら人と人のつながりから生まれる確かな実感があると思った。このドラマをみたら会社や学校へ行くのが楽しみになると思います」。仲は「伝説のヤンキーなので、アクションが見せ場になると思うので頑張ります。成宮さんとお芝居するのは初めてなので楽しみです」。北川雅一プロデューサーは「学園ドラマとしても、ホームドラマとしても面白くなる。成宮さんと仲さんには、繊細さと強さ、不器用さを同時に表現する演技力と、アクションに期待しています」と話した。

 [2010年2月24日8時34分

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