人気グループ嵐が8月21日から全国ツアーを行うことが4日、発表された。史上初となる東京・国立競技場4日間公演でスタートし、5大ドーム公演を開催。嵐の全国ツアーとしては最多の86万人を動員する予定。昨年は10周年記念ツアーを行ったが、今年は新アルバムを引っさげてのツアーになる。松本潤(26)は「『挑戦する嵐』にご期待ください」と話すなど、新たな気持ちで臨む。

 嵐は09年8月から今年1月にかけて、結成10周年記念ツアーを開催。今年の全国ツアーもほぼ同時期、同期間にわたって行うことが決定した。一方、規模は人気を象徴するかのように、さらにスケールアップ。09年は15公演で76万人を動員したが、今年は16公演で86万人を動員する予定だ。

 ツアーの幕開けを飾る東京・国立競技場公演は、8月21、22日、9月3、4日の4日間にわたって行う。同所は近隣への騒音の配慮から、花火大会などを除くコンサートは1年に1組しか許可されていない。これまでに単独公演を行った国内アーティストは、SMAP、DREAMS

 COME

 TRUE、嵐の3組だけ。嵐は08年に2日間、09年に3日間公演を開催。これまでの実績と人気などから、今年は史上初の4日間公演が実現した。

 今年は新アルバムを引っさげてのツアーになる。新アルバム「僕の見ている風景」を8月4日にリリースすることも同時に発表された。2年4カ月ぶりとなるオリジナルアルバムは、2枚組みで約20曲を収録。今年発売し、売り上げが50万枚を突破した「Troublemaker」や「Monster」などのシングル曲を収録するが、半分以上が新曲で構成される。

 アルバムは現在制作中。松本は「コンセプトは『変化なき変化』。シングル曲を含む『これまでの嵐』に加え、『新しさに挑む僕ら』も表現したいと思います」。全国ツアーについては「メンバー5人で楽しんでやりたいと思います。10周年記念ツアーでは、たくさんの方々にお祝いしていただきました。今年は『挑戦する嵐』にご期待ください!」と意気込んでいる。

 [2010年6月5日7時56分

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