SMAPがテレビ朝日系特別ドラマ「毒トマト殺人事件」(7月1日午後7時57分放送)に主演することが9日、発表された。メンバーに黙って同局が制作したドッキリドラマ。10年1月放送の同局バラエティー番組「SMAPがんばりますっ!!」に出演した際の映像を基に制作され、役柄は同番組のチャレンジ企画内容から決められた。

 無人島で鬼ごっこした中居正広(37)は地下要塞(ようさい)の支配者。トマトだけで2泊3日生活をした木村拓哉(37)はトマトを食らう吸血鬼。東京・目黒区の坂を全力走破した草なぎ剛(「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀)(35)は街中を全力で走り続ける男。カラオケで100点出すまで歌い続けた稲垣吾郎(36)はカラオケBOXの住人。24時間縄文時代生活を行った香取慎吾(33)はなぞの縄文人の設定で構成された。

 物語は架空のバラエティー番組司会者、大下容子アナウンサーが自宅で何者かに殺害され、番組で同じトマトを食べたSMAPメンバーが容疑者として浮上。刑事(平泉成)が犯人を追い詰め、逮捕に至るまでを描く。平泉は「-がんばりますっ!!」のロケ現場にこっそり潜入。メンバーの動きに合わせて演技をした。

 SMAP全員のドラマ共演は、04年12月のフジテレビ系特別ドラマ以来約5年半ぶり。メンバーは編集されたドラマを見て「芝居してないドラマなんてあるの!?」。木村拓哉(37)は「僕らの性質、性格をよく理解して、それをも手玉に取っているね(笑い)。すべて用意周到に配された設定。素の表情をこれだけのストーリーにするとは」と驚いている。

 [2010年6月10日10時44分

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