ビートたけし(63)と長渕剛(53)が初共演するTBS系の終戦ドラマスペシャル「歸國(きこく)」(8月14日午後9時)の制作発表が、都内で行われた。終戦記念日の深夜、東京駅に戦争で玉砕したはずの兵士の英霊たちが降り立ち、物語は始まる。

 上等兵役を演じるたけしは真剣な表情で「非常にプレッシャーです。みなさんにうまく担いでもらって、どうにか役をこなしたい」。13年ぶりのドラマ出演となる長渕は、部隊長役でドラマをイメージした歌と、せりふを読み上げるパフォーマンスを披露。「精いっぱいの表現をトライしたい」と意気込んだ。

 脚本を手掛けた倉本聡氏(75)は「たけしさんは浅草のにおいがして、やんちゃで明るい直情型の役を演じられる。(長渕は)古武士のような、精神的骨格をもっている」と起用理由を明かした。会見には共演の石坂浩二、小栗旬、向井理、堀北真希らも出席。

 [2010年7月3日8時11分

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