劇団EXILEの若手俳優ユニット華組と風組が、12月に初の合同公演「ろくでなしBLUES」(12月4~12日、東京・天王洲銀河劇場)を行うことが4日、分かった。「ろくでなし-」は「ルーキーズ」で知られる森田まさのり氏のデビュー漫画。屈強な高校の番長を主人公にした学園ドラマで「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計5000万部を超えるヒットになった。今回は、同漫画の舞台化で現在、配役と脚本の構想作業に入っている。

 劇団EXILEでは昨年、イケメン演技派6人の華組が結成され、今年に入って高いダンスのスキルを持つ風組(5人)が結成された。今回は、演技の華組と踊りの風組を合体させ、よりスケールの大きい舞台を目指す意図で合同公演が決定。

 男11人が出演する舞台のため「EXILEらしい、男くささをアピールできる作品はできないか」と検討したところ、メンバーのほとんどが愛読していた「ろくでなし-」が候補に挙がった。原作の森田氏も舞台化を快諾し実現した。

 華組の春川恭亮(21)は「僕自身、中学生のころ読んでいた作品でした。カッコイイし笑える。最高に楽しい学園生活にもあこがれていました。この作品を舞台で表現できることは幸せ。男11人、ステージも気持ちも、楽屋も男くささ満載になると思います。冬の銀河劇場を真夏にさせます」と意気込んでいる。

 [2010年8月5日9時7分

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