33回目を迎える日本テレビ系「24時間テレビ33

 愛は地球を救う」が28日午後6時半、東京・日本武道館で開始した。約30分後、タレントはるな愛(38)がマラソンを神奈川県内の某所からスタートした。

 スタート地点に、はるなの父和夫さんと弟の裕二さんが駆け付けた。昨年のマラソンランナー、イモトアヤコ(24)にエールを送られ、すでに涙目だったが、家族の登場に「ビックリしちゃって」。化粧が落ちるのも気にせず、ボロボロとこぼれる涙を何度も手でふいた。

 和夫さんははるなの本名である賢示(けんじ)の名前を背中につけた野球のユニホームと手紙を贈呈。「ええ男になりましたわ」と目を細めた。はるなは「女やから!」と突っ込みながらも「頑張ります。感謝を武道館に届ける姿を見てください!」。完走を誓った後も涙が止まらず、泣きながら出発した。

 この日、発表された走行距離は85キロ。はるなの右手首には練習に付き添ったTOKIO山口達也(38)から贈られたミサンガが巻かれていた。97年にランナーを務めた山口が、完走した際に使用した靴ひもで作ったもの。

 メーンパーソナリティーのTOKIOは「大丈夫、大丈夫」と励まし、出発時にはメーンステージからヒット曲「宙船」を披露。過酷な戦いに挑むはるなにエールを送った。【近藤由美子】

 [2010年8月29日8時13分

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