元ライブドア(現LDH)の粉飾決算事件で旧証券取引法に違反(有価証券報告書の虚偽記載など)し、懲役2年6月の実刑が確定している元社長堀江貴文被告(38)が7日、刑期を終えた後に遊牧民になる意向を明かした。都内で行われた「ホリエモンを送る会」に出席し、「出所したら、ノマド(遊牧民)になって、住居を持たずに生活する」などと語った。

 04年6月、プロ野球近鉄の球団買収騒動から「時代の寵児(ちょうじ)」として注目を集めてきた堀江被告は、「金持ちの象徴」とされた六本木ヒルズの自宅マンション(家賃200万円)も引き払うことも明かした。09年12月、LDH側に約208億円相当の資産を引き渡すことで和解。その後も、有料メールマガジン(購読料月840円)などの収入で、同所で優雅な生活を送っていたが、収監をもって「ヒルズ族」を卒業するという。

 収監の日時については「今月中」とだけ明かした。残り少ない“シャバ”の過ごし方について「AKB48のステージを見て時代を感じたい」。推しメンは、「大島優子」と明かした。