女優赤木春恵(87)が、TBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(木曜午後9時)に約6年半ぶりに出演することが13日までに明らかになった。孫娘を演じる上戸彩(25)とともに9月29日の最終回に出演する予定。ラスト2週に出演する可能性もあるという。上戸も同ドラマに出演するのは約4年半ぶり。

 赤木は6月に東京・明治座の舞台「コロッケ特別公演」の会見で「私の卒業公演にしたい」と舞台からの引退を宣言。石井ふく子プロデューサー(84)によると、赤木は「舞台は卒業するけど、映像の仕事はやらせていただきたい。最後まで女優を続けていきたい」と語ったという。

 赤木は、泉ピン子のしゅうとめ小島キミを演じている。05年3月の放送を最後に番組を離れていた。娘(沢田雅美)と孫(上戸彩)と暮らすため、渡米していた設定だったが、帰国する内容。ドラマでは、えなりかずきが演じる真の結婚も気になるが、脚本家橋田寿賀子さんがしゅうとめ根性をみせ「お嫁さんをもらうのは、さみしくなるから嫌だ」と語っているという情報もある。

 同ドラマは、90年のスタートから20周年、9月の最終回で通算500回という区切りを迎え、終了する。石井プロデューサーは「あっという間でした。美しく終わりたい」と話している。