東方神起や少女時代らが所属する韓国の大手事務所、SMエンターテインメントによる音楽イベント「SMTOWN

 LIVE」が23日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われた。51曲に及ぶステージは4時間にわたり、東方神起ユンホ(25)の「Thank

 you

 NEWYORK!」の絶叫で幕を閉じた。

 同イベントの米国開催は昨年9月のロサンゼルス公演に続いて2回目。今年7月には米国のK-POPファン約100人が、セントラルパークでSUPER

 JUNIORらの曲でダンスパフォーマンスをするなど、NY公演を求める声は早くから上がっていた。1万5000枚のチケットは発売と同時にほぼ完売し、開演前にはグッズ売り場に長い列ができた。公演前の記者会見には「ニューヨーク・タイムズ」をはじめ、約100人の報道陣が詰めかけるなど米国メディアの注目も高かった。

 NY公演にはKANGTA、BoA、東方神起、SUPER

 JUNIOR、SUPER

 JUNIOR-M、少女時代、SHINee、f(x)の8組が参加。ただ1人米国進出を果たしているBoA(24)はMCで「08年にデビューした時、MSGでショーをするなんて想像も出来なかった。でも私はここに立っています」と感慨を込めた。

 アジアの枠を大きく飛び越え、K-POP人気は着実に世界に広がっている。

 ◆MSG

 米ニューヨーク市にある大型施設で、約2万人収容のアリーナと約5000人収容のザ・シアターで構成される。NBAニューヨーク・ニックスなどの本拠地。ライブ会場や格闘技などのスポーツ会場として世界的に有名。85年にLOUDNESSが米ロックバンド、モトリー・クルーのオープニングアクトで日本人として初めてアリーナに立ち、来年3月にはラルク・アン・シエルがザ・シアターで日本人初の単独公演を行う予定。