2010年の活動休止から、昨年1月に2人で再始動した東方神起。ユンホ(25)とチャンミン(23)は、約1年のブランクなど吹き飛ばすかのようにフルに活動を続けた。そして12年は過去最大の45万人を動員する全国ツアーからスタートする。09年7月以来の東京ドーム公演も決定。2人が日刊スポーツの取材に応じ、今年にかける決意を語った。

 昨年、日本の音楽シーンに東方神起が帰ってきた。再始動第1弾シングル「Why?(Keep

 Your

 Head

 Down)」はオリコン1位を獲得。年末には日本レコード大賞優秀作品賞を受賞、2年ぶりのNHK紅白歌合戦出演も果たした。

 チャンミン

 活動再開してから、オリコンチャートもそうですけど、年末にはたくさんの日本の方が見るスペシャル音楽番組に参加させてもらって、まだ変わらず愛されてるって実感できるのがうれしいですね。

 9月発売のアルバム「TONE」は40万枚を出荷。オリジナルアルバムとして過去最高の売り上げも更新した。1年間待ちわびたファンの期待は大きかった。

 ユンホ

 ビックリしました。でも、僕は結果より評判の方がもっと重要だと思ってます。本当にしっかり準備したので、評判が良くて満足しました。もちろん足りない部分もあるんですけど、それがあるからこそ成長できると思うから良かったです。

 11年1月。東方神起は所属事務所の音楽イベント「SMTOWN

 LIVE」で活動を再開した。緊張の面持ちで登場した2人を待ち受けていたのはかつてないほどの大歓声だった。

 ユンホ

 日本の活動が初めて少しプレッシャーに感じました。でも、思った以上に東方神起を愛してくれて力をもらった。あの時のことが僕には大きな勇気になっていて、今まで頑張ってこられたと思ってます。

 ツアー終盤には初の京セラドーム公演や、ユンホが「ほかのステージとは違う」という約2年半ぶりの東京ドーム公演も決定した。

 ユンホ

 (9月の)SMTOWNで(東京ドームに)立った時、ものすごく感激した。思い出の場所なので、東方神起だけの単独コンサートで立つことが出来てすごくうれしいし、もっと成長するターニングポイントの場所として限界を乗り越えたい。

 夢だった5大ドームツアーの実現も近づいてきた。

 チャンミン

 もっといい歌、パフォーマンスをみなさんに聞かせたい、届けたい気持ちはデビューしてから変わってません。もっと成熟した東方神起を見せていきたい。自分たちの限界を1つ1つ乗り越えていける、そういうアーティストでありたいですね。

 ユンホ

 うまいですね(笑い)。来年はデビュー10周年。歌だけじゃなく、演技やいろいろな活動もしていきたい。みなさんも今年は辰(たつ)年なので、竜みたいに上を目指して前向きに東方神起と一緒に乗り越えましょう!

 ◆東方神起(とうほうしんき)

 グループ名は「東方の神が起きる」という意味で、アジア全域から世界にその名を広げられるグループにと付けられた。04年2月、韓国でデビューし、瞬く間にトップグループに。05年4月に日本に進出。08年に人気が爆発し、「Purple

 Line」で初のオリコン1位を獲得。同年リリースしたシングルは4作連続でオリコン1位を記録し、NHK紅白歌合戦に初出場。10年にグループ活動が休止されたが、11年1月からユンホ、チャンミンの2人による東方神起が再始動。

 ◆チャンミン

 1988年2月18日生まれ。186センチ、61キロ。血液型B。

 ◆ユンホ

 1986年2月6日生まれ。184センチ、66キロ。血液型A。