牛田智大(ともはる=12)がクラシック日本人ピアニストとして史上最年少でCDデビューすることになり15日、都内でデビュー披露コンサートを行った。

 来月14日に初アルバム「愛の夢~牛田智大デビュー」を発売。この日、ユニバーサルの「クラシックレセプション」に出席し、アルバム収録曲リストの「愛の夢第3番」を含め3曲を演奏した。「緊張しましたが、弾いているうちに緊張が解けました」とはにかんだ笑顔を見せた。

 すでに国内外のクラシック界で注目を集めている。2歳でピアノを始め、毎年アジアで開催される「ショパン国際ピアノコンクール

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 ASIA」では、出場部門で5年連続1位を獲得。今年1月の同大会で年齢制限がない部門に出場し、史上最年少1位の快挙を達成した。人気ピアニスト中村紘子氏も「天衣無縫で無垢(むく)な幸福感にあふれたピアノは、今日の日本の私たちを限りなく力づけ励ましてくれるでしょう」と高く評価している。

 小学生とは思えないテクニックに加え、優雅な身のこなし、貴公子然とした顔立ちから、早くも「ピアノ王子」の異名を持つ。異名にふさわしく、興味の対象も大人びている。

 読書好きで好きな作家は重松清氏。ピアノ以外で挑戦したいことは茶道、華道だという。現在、名古屋市在住の小学6年生。「話題が合わないので、学校では浮いている方です」と苦笑いを浮かべたが、今後の目標を聞かれると「僕と同じような小さなお子さんにも、クラシックやピアノに興味を持っていただければ」。3歳でピアニストになると決めた天才少年は冷静に自分を見つめながらも、将来を明確に描いている。

 ◆牛田智大(うしだ・ともはる)1999年(平11)10月16日、東京生まれ。6歳まで、父親の仕事で上海で過ごす。2歳でピアノを始める。好きな音楽家はシューベルト。好きなピアニストはラン・ランとユンディ・リ。今月12、13日に行われた第16回浜松国際ピアノコンクールでは、イタリア人大学生とともに1位を獲得。好きな教科は歴史。145センチ。血液型AB。