【ロサンゼルス9日(日本時間10日)=千歳香奈子通信員】赤西仁(27)が2度目の米国ツアーをスタートさせた。ロス市内のクラブノキアでツアーの皮切りとなるライブを開催した。

 観客の半数以上が白人系やアジア系の地元ファンだった。「ウォウ!」「クール!」などの掛け声も飛び、歌に合わせて踊るファンもいた。

 米国ツアーは10年11月以来。この日はアンコール曲以外12曲はすべて英語詞で歌いきった。昨年11月に「TEST

 DRIVE」で米国デビューし、今月に入ってソロアルバム「JAPONICANA」を日米同時発売。知名度も音楽性も徐々に浸透し始め、ライブは前回公演以上に盛り上がった。赤西も「今回は曲を知っているせいか、一緒に歌ってくれている人がたくさんいてうれしかったですね」と手応えを得た様子だった。

 ロス公演は、全米ツアーの初日。女優黒木メイサ(23)と結婚後、初めてのステージでもあった。「(結婚して)もっとモチベーションが高くなりました。より一層(仕事に)力を入れていきたい。今できていることが、これからもできれば幸せですね」。私生活の変化を、自分を高めるきっかけにもするが、仕事に向き合う姿勢は変わることはないという。「変わらずマイペースで。いただいたお仕事をやっていって、という感じですね」。ステージでは落ち着きどころか、はじけた印象を強く受けた。「あんまり覚えてないんですよ。いっぱいいっぱいだったというか。とりあえず、行け!

 みたいな感じ」。今後も日米を往復する生活を続けていくつもりという。