ジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川氏(80)が作、構成、演出を手掛ける新作ミュージカル「ジャニーズ・ワールド」が、東京・帝国劇場の11、12月公演として上演されることが22日、発表された。Hey!Say!JUMPが主演を務め、Kis-My-Ft2やSexy

 Zone、A.B.C-ZやJr.など約100人が出演する。

 舞台は物語とショーの2部構成。第1部の物語は若者らがユートピアを求めて宇宙に旅立つが、さまざまな体験から故郷である地球の素晴らしさを再認識し、再び地球に帰還する姿を描くストーリー。ジャニー氏は「集大成です。1分でもつまらないと思わせたら僕の負け。飽きさせない自信があります」と断言した。

 不定期だが、堂本光一、滝沢秀明、亀梨和也らがゲスト出演する。今年は堂本が「Endless

 SHOCK」で3カ月公演を行うのをはじめ、3人とも帝劇で座長公演を行う。3人は同所での豊富な座長経験を生かし、ゲスト出演するほか、制作にもアドバイザー的役割で参加。後輩をサポートする。3人以外の人気タレントのゲスト出演も検討中。水や火を使用したりフライングなど、ジャニー氏が得意の大掛かりな演出が盛り込まれる。また、「4Dをやりたい」というジャニー氏は香りの演出も構想に入れている。

 本作では海外ファン専用席を10~20席程度設ける方向で、ジャニー氏は「ギネスが日本人に対して評価した以上、この基盤(=日本)で海外の人にも見せるべき」と説明した。ジャニー氏は集大成作品の海外上演についても「もちろんです!」と意気込む一方、「その前にここで一旗揚げたい」とし、まずは集大成作品づくりに全力を尽くす。