俳優渡辺徹(50)が過労と糖尿病による体調不良のため5月に出演を予定した2人芝居「シズウェは死んだ!?」(5月10日~6月3日、東京・赤坂レッドシアター)を降板することが13日、分かった。

 「シズウェ-」は南アフリカ共和国の劇作家による2人芝居。地人会新社の第1回公演として渡辺と嵐芳三郎の共演で、今月3日にけいこが始まっていた。渡辺は本読みなどで3日間ほどはけいこに参加したが、その後、体調を崩した。

 所属の文学座関係者は「疲労が重なり、持病の糖尿病もあって体調を崩してしまった。今は入院はしておらず、自宅で療養しています」と説明。このため、けいこに万全の体調で参加することは難しく、2人芝居の上に1カ月の長丁場を乗り切るには体力面で不安が残るため、大事をとって降板を決めた。代役は一両日に決定するという。

 渡辺はNHK・Eテレの教育バラエティー番組「すイエんサー」などレギュラー番組を3本持っているが、舞台のけいこと本番に備えて、事前収録をしていたことで、自宅療養による影響はないという。