今年大みそかの「第63回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分スタート)の司会者が16日、都内の同局で発表された。白組司会は3年連続で嵐、紅組司会は女優堀北真希(24)に決まり、そろって会見した。また個人事務所をめぐる騒動で出場が微妙とされる小林幸子(58)がこのほど紅白歌合戦について率直に語った。

 小林は、故郷新潟の旧山古志村(現長岡市)にある「幸子田」の稲刈り報告を兼ね、都内で取材に応じた。NHK紅白歌合戦については「(出場は)あくまでもNHKさんがお決めになること」と前置きした上で、恒例の巨大衣装も「今年に限らず毎年、頭の中に想定はあります。準備しているのではなく、すぐに準備できるようにしています」と話した。

 個人事務所「幸子プロモーション」の社長らを解任したお家騒動で、長年の衣装スタッフも小林の元を離れたと一部で報じられた。小林は「離れたのは(前社長と専務の)2人だけで、あとのスタッフは全員残っています。どうしてそういう話になるのか分かりませんが(衣装への)影響はないです」と話した。

 今日17日発売の新曲「茨(いばら)の木」は、<歌詞>耐えて

 耐えて

 耐えて…と歌い、シックな衣装が似合う曲。「過去の衣装も曲の内容とリンクしていませんでしたから」と巨大衣装へのこだわりものぞかせた。紅白は33年連続で出場している。巨大衣装で歌う姿は年末の風物詩だ。NHKからの出場要請は、プロダクションではなく、各レコード会社が窓口になるのが慣例。お家騒動の影響で、所属レコード会社の日本コロムビアと契約を解除したが、すぐに自主レーベル「サチコ・プレミアムレコード」を設立。NHK担当の社員も置いている。新曲は演歌・歌謡曲系では異例の約1万枚の予約が入っている。紅白出場の可否が注目される。【笹森文彦】