人気コミック「彼岸島」がTBS系で連続ドラマ化され、俳優の白石隼也(23)鈴木亮平(30)がダブル主演することが21日、分かった。全10回予定の放送は10月スタートで深夜枠となる。

 「彼岸島」は漫画家松本光司氏が02年から「週刊ヤングマガジン」で連載しており、単行本は累計560万部以上を売り上げる人気作品。吸血鬼が生息する「彼岸島」を舞台に、主人公宮本明が、行方不明になっていた兄の篤らと何度も危機的状況に追い詰められながら怪物を倒していく姿を描くサバイバルホラーだ。

 弟を演じる白石は、テレビ朝日系「仮面ライダー

 ウィザード」(日曜午前8時)に主演中。兄を演じる鈴木は、今年公開された映画「HK/変態仮面」の主演を務めた。体長10メートル以上の怪物や吸血鬼と戦う「仮面」コンビの活躍が見どころとなりそうだ。

 2人はこれが初共演だが、同じ所属事務所の先輩後輩という関係。鈴木は「年々たくましくなっていく隼也と兄弟役ができるのは心強い。持てる力をぶつけ合い、刺激し合って成長していきたい」と相乗効果を期待している。

 白石は「1年間仮面ライダーとしてアクションをしているので、アクションシーンも頑張りたい」と話している。「仮面ライダー」で見せる華麗な身のこなしを今回のドラマでも存分に生かすつもりだ。鈴木は「変態仮面」の役作りで1年間で10キロ以上体重を増やす肉体改造に取り組んだ経験もある。「深夜ドラマでは誰も見たこともないようなタフなアクションを見せたい」と意欲を示している。

 「仮面」つながりのコンビが異色のアクションドラマでステップアップを目指す。