数々のドラマに出演し、「脇役の若手NO・1」と称される俳優田中圭(29)が、テレビ東京系「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史」(10月4日スタート、金曜深夜0時52分)で、連続ドラマ単独初主演を務めることが26日、分かった。15歳から45歳までの30年を1人で演じ、29歳ながら高校の制服姿も見せる。

 83年から最近までのさまざまなビデオゲームをテーマに、80年代に思春期だった主人公が、受験、就職活動など人生の壁にぶつかりながらも親友と憧れの女性とゲームを通じ、成長する姿を描く。懐かしいゲームもたっぷり紹介される。

 田中は02年のデビューから70本以上のドラマに出演しているが主に脇役を演じ、今年に入ってもフジテレビ系「ビブリア古書堂の事件手帖」、テレビ朝日系「相棒」などに出演。連ドラマでは複数の俳優と主演経験はあるものの、単独主演は今作が初となり、「ただ、楽しくて続きが見たいと言われる作品にしたいです。高校生の制服、きついです。ふわっと見てほしいですが、やっぱりきついです」などと話している。役作りのために、エキストラの高校生を見ながら研究しているといい、45歳までの30年の流れを「雰囲気、言い回しなどで主人公の変わっていく姿をちゃんと作りたいです」と決意を語った。

 また、自身のゲーム経験について、小学生の時に親に内緒でゲームセンターに通い、得点上位者として店に名前が張り出されたこともあったと明かし、「腕前を隠しながら演じます」と笑った。昨年2月には妻でタレントのさくらとの間に長女が誕生。「一緒に(ゲームで)遊べるようになったらいいですね」と照れながら話した。