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 ASKAのASKA(55)が今日9日発売の週刊文春で覚せい剤吸引疑惑について語っている。8月に同誌で疑惑を報じられたが、9月に公式サイトで報道を否定していた。同誌の取材に対し、使用していたのは覚せい剤ではなく、アンナカと呼ばれる興奮鎮痛剤だったと主張。また、合わせて報じられていた暴力団員との交際は認めている。

 安息香酸ナトリウムは、防腐剤の一種で炭酸飲料やソースなどに使われている。

 「アンナカ」と呼ばれる「安息香酸ナトリウムカフェイン」は一部で発がん性も指摘される「劇薬指定医薬品」で、管理者が薬剤師の薬局、卸売り販売業者以外の販売や授与、貯蔵は薬事法第44条3項で禁止されている。薬物に詳しい小森榮弁護士は「覚せい剤など違法な薬物であれば、売買した双方が罰せられますが、違法薬物でなければ無許可で売った側は罰せられても、買った側は問題ないでしょう」と説明した。

 薬物に詳しい別の関係者によると、「アンナカ」が少量の覚せい剤を水増しするための混ぜ物として悪用されるケースが、かつてはあったという。また「アンナカが使われていたのは、せいぜい昭和末年くらいまでです」と指摘。「厚労省麻薬取締部の鑑定官も、最近は見たことがないと言っていました」という。「“覚せい剤文化”で考えると、いわゆる昭和レトロの薬です。最近は覚せい剤と化学式が近い、新式の脱法ドラッグが流通しています」と話した。