女優米倉涼子(38)がフジテレビ系スペシャルドラマ「アウトバーン~組織犯罪対策課

 八神瑛子」(今夏放送)でマル暴女刑事を演じることが23日、分かった。作家深町秋生氏の人気ミステリー、八神瑛子シリーズの第1弾が原作。

 米倉演じる八神瑛子は、警視庁上野中央署に所属するマル暴(暴力団対策捜査官の俗称)。裏社会との関係を武器にして事件を解決する。同僚には情報と交換に金を貸し、暴力団や中国マフィアとはもちつもたれつ。今作では、組長の娘を殺された暴力団側と、3000万円の報酬と引き換えに犯人を逮捕せずに教える約束をする。

 目を見張る美人で、華麗なファッションに身を包み武道も強い。警察組織内では危険人物と目されているが、人望が厚く「正義を貫く」ためには手段を選ばないビューティーヒロイン。落語を愛し「おあとがよろしいようで」が口癖だ。米倉は「前例のないマル暴の女刑事に挑戦していきたい」と意気込んでいる。

 昨年10月期のテレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~2」では平均視聴率23・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した“視聴率女王”米倉にとって、フジテレビ制作ドラマは06年「不信のとき~ウーマン・ウォーズ~」以来8年ぶり。「久しぶりのフジテレビで、素晴らしい原作に恵まれて楽しみ」。共演は渡部篤郎、西田敏行、陣内孝則、斎藤工、戸田恵子ら。