中川翔子(28)が、漫画家楳図かずお氏(77)の監督デビュー作となる映画「マザー」の主題歌を歌うことが24日、分かった。発売中のアルバム「9lives」収録曲「chocolat

 chaud」で、映画本編の内容をほうふつとさせる歌詞も登場する。

 中川は、熱狂的な楳図氏のファンだ。子供のころからコミックを読破し、05年映画「楳図かずお恐怖劇場

 絶食」にも出演。バラエティー番組でも何度か共演しており、「この世界の素晴らしさや美しさ、恐ろしさやあらゆることを教えてくれた。私にとって神様です」と言うほど尊敬している。「マザー」も熱烈な出演依頼を受けて、これを快諾。短いシーンながらも物語のカギを握る印象的な女性を演じている。さらに主題歌の依頼も迷わず快諾。「神様が紡ぐ実写映画の世界に主題歌という形で参加することができ、夢にも見たことないくらい素晴らしい夢が実現するなんて、このミラクルに感謝します」と大感激している。

 「マザー」は、楳図氏の創作の原点に母親の存在が大きかったと知った編集者が、怪奇現象に巻き込まれていくホラー作品。主人公の楳図かずお役を片岡愛之助、ヒロインの編集者を舞羽美海が演じる。楳図氏は主題歌について「イントロがホラーっぽく、テンポもいい」と大満足。一部歌詞「あたしは朽ち果てた後も

 あなたを愛し続けてる」を「映画のテーマとリンクして雰囲気が合っている。しょこたんはこういう歌も歌うのかと驚きました」と絶妙のコラボレーションになったと手応えを感じている。映画は9月27日公開。