男性デュオ、CHAGE

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 ASKA(チャゲアス)のASKAこと宮崎重明容疑者(56)が17日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で警視庁に逮捕された。4月に都内の知人女性宅で少量の覚せい剤を所持した疑い。逮捕後の尿検査で覚せい剤の陽性反応が検出され、自宅でも使用器具などが発見された。

 覚せい剤や大麻など、芸能界の薬物事件は後を絶たない。近年では09年、「清純派」で知られた女優が逃走劇の末、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕され、多くのファンにショックを与えた。

 男性アイドルグループの元メンバーや俳優も同法違反の疑いで逮捕。大麻取締法違反の現行犯で逮捕された男性タレントもいた。更生を誓いながら、薬物との関係を断ち切れず、複数回逮捕されるケースもある。

 09年、当時の警察庁長官が「芸能界関係者は薬物事犯を一掃するよう真剣に取り組んでほしい」と要望。業界団体や芸能事務所も研修会を開くなどしていたが、大きな効果はみられない。この背景について、ある音楽業界関係者は「売れていたアーティストは、ヒット曲が出ないと落ち込んで手を出してしまう。薬物使用が分かればレコード会社もマスコミも相手にしなくなるので、その寂しさを紛らわすために2度、3度と繰り返す」と話している。