ギターを持たず、弾くふりをするパフォーマンスを競うエアギターで、19歳の日本人女性が世界一になった。エアギター世界選手権が29日、フィンランドで行われ、日本代表として参加した元アイドルのタレント名倉七海が優勝した。日本人の優勝は06年、07年に連覇したお笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔以来。名倉はブログで「なんと、優勝することができました」「有言実行できました」「本当に信じられません」と報告している。

 名倉は、12年9月に結成され、今年4月に解散したエアギターアイドル(エアドル)のグループ「テレパシー」のメンバー。テレパシー時代、エアギターで世界一になると宣言したが、挑戦機会のないまま、解散していた。名倉は解散の翌月、ブログで「(ファンの)皆さんと果たせなかった約束がいくつかある。その中でも今の私に出来ることはエアギター選手権に出て、ちゃんと自分の中でケジメをつけることだ」と、1人で日本大会に出場することを宣言。テレパシー時代の衣装で日本大会に出場し、優勝していた。

 世界選手権では米国代表と同率1位となり、サドンデスで優勝を勝ち取った。