第54回ブルーリボン賞が24日、東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)から発表された。授賞式は2月14日、東京都千代田区のイイノホールで行われる。

 主演女優賞の永作博美(41)は、07年の助演女優賞以来2回目の受賞。「八日目の蝉(せみ)」では不倫の末に中絶したが、男の妻が産んだ子を誘拐し、逃亡生活を送るという難役を演じきった。「避けては通れない、覚悟を決めなければいけない役だなと思った。今はそのハードルに挑戦して良かったとはっきりと思っています」。

 09年に映像作家の内藤まろさんと結婚。10年5月に長男を出産。40代に入り、女優、母親として輝きを増している。「うれしいことに一段と、また一段と、難しい役をみなさんがくれる。まだまだ落ち着いていられないんだな、と実感しているところです」と話した。