コンドームを宇宙にばらまこう! スウェーデン性教育協会(RFSU)は、宇宙人への避妊具配布を米航空宇宙局(NASA)に要請するキャンペーンを始めた。英デーリースター紙などの電子版が報じた。

 同協会は「世界避妊の日」の今月26日、「Swedish space condom(スウェーデンの宇宙コンドーム)」と題した1分49秒のビデオを動画サイトで発表。冒頭で「DEAR NASA(NASAの皆様へ)」の大文字を宇宙空間に飛ばし、宇宙人にコンドームを手渡す必要性を訴えた。宇宙人が地球を侵略し、地球上の人間とセックスをする可能性に備えるという。

 宇宙人の性器の形状が分からないことも、ビデオの中で触れているが、「地球訪問を決めた宇宙人にとって、コンドームは運びやすいはずだ」と強調。HIV感染の予防効果があることや、計画出産に貢献することも説明し、宇宙人がコンドームの使用法を学ぶことを期待している。

 ビデオの終盤で、宇宙に飛び立つNASAのメンバーに、「May the condom be with you(コンドームとともにあれ)」とメッセージを添えた。米SF映画「スター・ウォーズ」の名セリフ「May the force be with you(フォースとともにあれ)」に引っかけたのは明らか。ビデオも同映画を意識したのか、宇宙空間のシーンが多かった。