米ロックバンド・シカゴ「ジャパンツアー2016」(本紙主催)の横浜公演が15日、パシフィコ横浜大ホールで行われた。

 4年ぶり14回目を迎えた公演で、メンバー9人の迫力あるステージを披露した。

 1970年代を代表する「素直になれなくて」や「サタデイ・イン・ザ・パーク」など約30曲を演奏。トランペットのジェイムズ・パンコウが「こんにちはヨコハマ」と声をかけると、会場に訪れた幅広い年齢層のがそれに応え、思い思いに体を揺らした。ロバート・ラムのキーボードソロでは、じっくりと耳を傾け声援を送った。

 50年近く活動を続けるシカゴは、昨年12月に「ロックの殿堂」入りを果たした。殿堂入りは、デビュー曲もしくはアルバムの発表から25年以上たったミュージシャンが対象となる。

 殿堂入り後初の公演となったメンバーたちは、今回も衰えを感じさせない、ブラスロック最高峰のサウンドでファンを魅了した。公演は、16日(土)宮城・仙台イズミティ21を予定してる。