フジテレビのカトパンこと加藤綾子アナウンサー(30)が1日、「めざましテレビ」(月~金曜午前5時25分)の最後の生出演を終えた。入社から半年の08年10月期から、「めざにゅ~」と「めざましどようび」に出演、12年4月期からは「めざましテレビ」のメーンキャスターを務めていた。

 7年半に及ぶ「めざましファミリー」からの卒業に加藤アナは「いつもゲラゲラ、大きな口を開けて笑っていました。何よりも、入社してから7年半も朝の生放送を、まさかここまで続けて来られると思わなかった」と振り返った。

 「東日本の大震災の被災地に行った時には、皆さんの方が大変なのに『見てますよ』と声を掛けていただいて、こんな私でも励ますことが出来るんだと、力をもらいました。視聴者の皆さん、ありがとうございました」と涙を拭った。

 キャスターとしてコンビを組んだ三宅正治アナウンサー(53)から、番組の卒業証書を贈られ、一緒に出演してきた同僚アナウンサーに感謝の言葉を述べた。先輩の軽部真一アナウンサー(53)には「最初の頃、『辞めたい』と相談した」と明かした。「皆さんから、学んだことが多い。先輩からはスキルを、後半からは人として」と話し、後任の永島優美アナウンサー(24)から「お疲れさまでした」と声を掛けられると「心配してません」と話した。

 そして「本当に幸せでした。8年間、視聴者に毎日、『おはようございます』と言えるのがうれしかった。全力でやってきたので、感謝の気持ちしかありません」。最後に「今日も元気で、行ってらっしゃい」と笑顔で締めくくった。

 今月いっぱいで同局を退社、来月1日からはフリーアナウンサーとして活躍する。