レディー・ガガ(31)が18日、体調不良によりヨーロッパ・ツアーを来年まで延期することを発表した。ガガはツイッターなどで、「ファンの皆さんへ、とても愛しています」という一文で始まる長文のメッセージを発表。

 ロザリオの付いた数珠を巻いた両手を合わせ、祈りをささげている写真とともに、「私は常に、自分の身体的および精神的な闘いについて、正直に語ってきました」とした上で、長年にわたり問題の原因を突き止めようとしてきたが、複雑であるため、説明するのは困難であり、現在も究明している最中であるとメッセージした。

 また、「私がもっと強くなり、話せる時が来たら、もっと詳しく説明します。病気に関する世間の関心を高めるとともに、私と同様に苦しんでいる人々のための研究を広げたい」としている。

 ガガは先週、身体の激痛を理由に緊急入院すると共に、ブラジルで開催された音楽祭への出演を中止。以来、ツイッターなどでは、「ツアーを休みたいがために、病気を大げさにして犠牲者を演じている」などの中傷もなされている。

 ガガはこれについても、「私を知っているなら、それは真実からほど遠いとわかるはず。私はファイター。”苦しみ”という言葉を使うのは、トラウマや慢性的な痛みで、普通の生活ができないから。ファンのために演奏することが、私が世界で一番愛することなのに、痛みがそれを妨げている」としている。

 ガガは今後7週間にわたり、医師とともに、身体の激痛を癒やすための治療にあたるという。9月21日にバルセロナで開始されたヨーロッパ・ツアーは、スイス、イタリアなどを回り、10月28日にドイツで幕を閉じる予定だった。北米ツアーは、予定通り行われるという。(ニューヨーク=鹿目直子)