ミュージカル「メリー・ポピンズ」(25日~5月7日)の取材会が23日、プレビュー公演中の東京・渋谷の東急シアターオーブで行われた。

 バンクス家のナニー(子守)として舞い降りてきたメリー・ポピンズが魔法で大活躍するディズニーの名作映画のミュージカル版。04年にロンドンで初演され、今回が日本初上陸。

 メリー役は平原綾香(33)と浜田めぐみ(45)のダブルキャストで、平原は「楽しいところはもっと楽しく、泣けるところはもっと泣けるように磨きをかけたい」と言えば、浜田も「メリーの世界観が分かってきて、完成形が見えてきた」と自信をみせた。

 「チム・チム・チェリー」などの名曲に加え、滞空時間の長いフライングも見どころ。フライング初体験の平原は「想像以上に怖くなくて、スムーズにできて快感です」。浜田も「舞台上の登場人物が客席近くまでいくのは、ワクワク感がある」と話した。メリーの親友バート役も大貫勇輔と柿沢勇人のダブルキャストで、東京公演後の5・6月に大阪・梅田芸術劇場で上演される。