バイエルン・ミュンヘンがベシクタシュ(トルコ)に5-0と大勝した。ワールドカップ(W杯)で日本と対戦するポーランドのFWレバンドフスキが2得点1アシストの活躍だった。このカードの第2戦は3月14日に行われる。

 立ち上がりこそ相手にリズムよくボールを回されたが、流れを変えたのはレバンドフスキだった。前半16分にボールを奪うと、ドリブルで一気にゴールへ向かう。ファウルでしか止められないのか、相手DFが危険なタックルを犯し、主審はレッドカードを提示。Bミュンヘンが数的優位に立ち、その後は圧倒的にボールを支配した。

 1-0で後半に入ると、「もっとゴールが必要」とレバンドフスキ自身がゴールに絡んだ。同8分にコマンの追加点を導くパス。同34分には味方シュートのこぼれ球を押し込み、同42分にもチームの5点目を決めた。これで今季公式戦計33戦29得点。バルセロナFWメッシの38戦24得点を上回るペースだ。8強入りをほぼ手中にしても「敵地でもいいサッカーができることを示す」とエースは貪欲だった。(中野吉之伴通信員)