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ホウオー「掛かった」7着惨敗/ダービー

<東京優駿(日本ダービー)>◇27日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

 1番人気が10年ぶりに連を外した。単勝1・6倍。49・3%の支持率を集めたフサイチホウオーは、道中の折り合いを欠き馬群に沈んだ。牝馬のウオッカに離されること1秒0。安藤勝己騎手(47)は「テンションが高かった。皐月賞のような脚が使えなかった」と肩を落とした。

 引っ掛かったヴィクトリーにあおられる形で、2コーナーでまともに折り合いを欠いた。「あ~っという感じで行ってしまった。その後は落ち着いてくれたんだが…」。向正面半ばではリズムを取り戻したように見えたが、大きくスタミナをロスしてしまった。「4角で追い出しても、いつものように楽に上がっていけなかった」。直線ですぐ後ろにいたウオッカに、あっという間に離された。

 3度目のダービー制覇を狙った松田国英師(56)は「掛かってしまった」とうなだれた。目標の一戦に向けて厳しく仕上げてきたことが、結果的にはホウオーの精神状態を追い込んだ。返し馬からテンションが高く、スタート前にゲート付近に移動する際にも、何度も首を上げて口を割った。「仕上がるのと引っ掛かるのは一緒についてくるものだが…。皐月賞より気合が乗っていた」。

 ダービー制覇を手土産に、秋には凱旋門賞に挑戦するはずだった。その予定も現時点では白紙が濃厚。「しばらくは厩舎に置いて様子を見たい。そしてオーナーの判断を仰ぎたい」。1番人気馬が掲示板を外したのは、88年サッカーボーイ(15着)以来。猛威を振るう春の嵐は、堅いはずのダービーでも止まらなかった。【鈴木良一】

[2007年5月28日8時37分 紙面から]

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