ダートならイダテンは走る/ユニコーンS
<岡山俊明のこの一手:ユニコーンS>
芝からダート替わりで一変する馬は結構いる。ユニコーンSで岡山俊明「この一手」が◎を打ったサダムイダテンも、その可能性が高い。父フォーティナイナーの産駒は、ダートの勝率・連対率が、芝のそれを大きく上回っており、武豊騎手が絶賛した脚力が、新天地(ダート)で爆発する。
世間ではサダムイダテンがまがい物なのではないかという疑惑が決定的になりつつある。新馬戦で負かした11頭は、1頭が園田で1勝しただけで他は未勝利。相手が弱かったから強く見えたのだろうか。2戦目2着のラジオNIKKEI杯2歳Sも、勝ったサブジェクトは低迷を続ける。あの豪脚は、前が止まったから切れたように見えたのだろうか。
初めてのダートでもう1度だけ信じてみたい。よりどころはユートピアやマイネルセレクト、クーリンガーを生んだ父フォーティナイナー。日本で走った産駒は芝で95勝(勝率7・3%、連対率13・1%)、ダートで450勝(勝率11・6%、連対率21・1%)とダートに偏っている。サダムイダテンもデビュー前のダートのけいこはケタ違いに動いていた。「芝でとてつもない勝ち方をしたからずっと芝を使ってきたが、初心に戻ります」と中村師。一変する可能性は大いに秘めている。
シカのようにきゃしゃだった馬体も、徐々にたくましくなってきた。12キロ増えた前走はデビュー以来最高体重。2週連続でビッシリ追われた調教内容は、何の不安もないことを物語っている。
あらためて振り返ると、新馬の時計はデイリー杯2歳Sのキャプテントゥーレより0秒6も速かった。2戦目で鼻差の勝負をしたメイショウクオリアは後に京都新聞杯を勝った。走らないわけがない。馬単(4)=(7)、(4)=(12)、(4)(13)、(4)(1)、(4)(6)、(4)(10)、(4)(15)。
[2008年6月7日8時22分 紙面から]
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