<J1:川崎F4-1新潟>◇第4節◇4日◇等々力
川崎Fの大久保選手が視察に訪れたハリルホジッチ監督に自らの価値を示した試合でした。シュート2本で2得点。実はチャンスはほとんどなかった。2度のチャンスを得点につなげた決定力は、新監督の目にもとまったはずです。
3月の親善試合2試合のバックアップメンバーだった谷口選手、車屋選手という川崎Fの両DFも集中力を切らさず、守備に限ればほぼ完璧なプレーをみせてくれました。ただ、今回はあえて、注目されたこの3人以外の名前を挙げておきたいと思います。
今ではなく、3年後の18年W杯ロシア大会を考えて“大穴”として、川崎FのFW杉本選手に期待しています。潜在能力はかなりのものがあります。身長187センチの高さにスピード、足元の技術と3拍子そろった、これまでの日本にはいないタイプのFWです。
私が東京Vのコーチ時代、練習前に彼にクロスボールを上げ、早出のヘディングの特訓に取り組んだことも懐かしい思い出です。ヘディングが武器だった私の経験と技術をたたき込ませてもらいました。競り合いでも、もっともっと強さを発揮できるはずです。早速、今日も試合後に期待を込めカツを入れさせてもらいました。
まだ「未完の大器」の彼に最も必要なのは、大久保選手のたくましいメンタリティーです。一緒にプレーしているのだから、すべてを学んで、吸収してもらいたい。そうなれば、ロシアの地で1トップとして日本をけん引する選手になれる、そう思います。(日刊スポーツ評論家)



