高倉麻子監督(48)率いるU-20(20歳以下)女子日本代表「ヤングなでしこ」が28日、成田空港着の航空機で、パプアニューギニア遠征から帰国した。

 U-20同国代表に10-0、同米国代表にも5-0と完勝した。パプアニューギニアで開催されるU-20女子W杯(11月13日開幕)に向けて、確かな手応えをつかんだ。

 高倉監督は「選手は自信になったと思う。グラウンドの状態などW杯が開催される環境を確認できた。ピッチ上でもピッチ外でも有意義でした」と話した。

 A代表も兼任する女性指揮官は大忙し。中1日の30日には「なでしこジャパン」の初陣となる米国遠征に出発するが、「私としては(疲れは)気にならない。うまく切り替えられると思う」と頼もしかった。

 国際試合では初の代表選出ながら、米国戦で2得点を挙げた早大2年のFW河野朱里(19)は「大きな自信になった。世界に視野を広げられた大会になった。でもまだまだ上がある。上に上がって活躍できるように頑張りたい」。

 なでしこジャパン入りへ名乗りを上げた。