日本サッカー協会は8日、都内で2018、22年W杯日本招致委員会の設立会見を開き、漫画家の故手塚治虫氏の代表作「鉄腕アトム」の主人公アトムが、同招致委の特別広報大使に就任したと発表した。両大会の招致には共催を含めて8カ国・地域が立候補する激戦。アトムは開催地が決まる来年12月2日まで、プレゼンテーションなどの招致活動に参加し、日本への招致をアピールしていく。

 アトムが日本招致のため「10万馬力」で世界各地を飛び回る?

 招致委の犬飼基昭委員長(日本サッカー協会会長)は会見で「今後、世界中のいろんなところにアトムを送り、アピールしていきたい」と夢を膨らませた。

 犬飼委員長は招致の理念を「人種、国境、言語を超えた、W杯の喜びを世界中に知ってもらいたい」と説明。その思いは人類とロボットの壁を越え、世界平和を目指すというアトムのコンセプトと同じ、との理由から特別広報大使に任命した。招致活動で前面に押し出す「日本の最先端の技術力」のシンボルとしても、うってつけの存在だ。

 日韓共催の02年大会から間もなく、しかも、16年の東京五輪が実現しなかったなどの懸念もある。だが、犬飼委員長は「強い意志で招致を目指す」と決意表明。02年のW杯招致では設けなかった特別広報大使への期待も大きくなりそうだ。