アジア杯(来年1月7日、カタール)の日本代表に選ばれたDF岩政大樹(28=鹿島)が、25日の天皇杯準々決勝鹿島-名古屋戦で右足足底筋腱(けん)を損傷した。元日の天皇杯決勝に進出しても出場は難しい状態で、センターバック(CB)に故障者が続出しているザックジャパンに新たな悩みが浮上した。
前半23分、名古屋FW杉本のシュートをブロックした岩政は倒れこみ、そのまま途中交代。チームは2-1で勝ち29日の準決勝進出を決めたものの、「前から気になっていたところ。プレーを続けるのは厳しかった」。故障に強い屈強な男が険しい表情を浮かべた。
この日の試合後、埼玉県内の病院で精密検査を受け、右足足底筋腱損傷と診断。岩政本人は「天皇杯決勝に間に合わせたい。アジア杯も出たい」と意気込んだが、鹿島の関チームドクターは「天皇杯は決勝も難しいかもしれない。代表は2~3日静養し、状態を見て(参加の可否を)話し合うことになる」と明かした。
中沢、闘莉王、栗原とCB陣に故障者が続出中の日本代表。今回は今野こそ国際大会の経験が豊富だが、若手の伊野波、吉田は未知数。南アフリカW杯メンバーで、クラブでも対アジアの経験豊富な岩政の存在は重要だった。この時期の故障だけに、回復したとしても万全の状態で大会に臨めるかは極めて微妙だ。
今後の回復状況次第では、選手入れ替えの可能性も浮上。国内合宿も27日の集合日には23人中10人しか選手が集まらない。ザッケローニ監督の苦悩は続きそうだ。【菅家大輔】

