<コンフェデレーションズ杯:日本3-4イタリア>◇1次リーグA組◇19日◇レシフェ・ペルナンブコアリーナ

 個性の違う2人のサイドバックが、口をそろえた。DF長友佑都(26=インテルミラノ)と内田篤人(25=シャルケ)はイタリアの勝因を「勝ち癖」と指摘した。長友が「勝ち癖という意味でイタリアは内容が悪くても勝つ。勝つサッカーをする。そういう意味で(日本は)足りない」と言えば、内田は「イタリアは勝ち慣れている。日本も殻を破れれば、勝ち癖ができていくと思う。結果として予選敗退。そういう舞台はまだまだ」と、勝ち続けることの重要性を説いた。

 ともに海外の強豪クラブに身を置き、勝利の難しさを知る日本の両翼。長友は左から推進力を生み、内田は右に落ち着きをもたらした。チームとして、本気の強豪国から勝利を奪うための答えを、常に世界トップ争いを演じるイタリアとの敗戦から、導き出していた。