J2札幌の新人DF進藤亮佑(18)が24日、熊本県民総合運動公園で行われた全体練習に初参加した。今季唯一、ユースから昇格も、昨年から痛めていた両膝炎症のため、沖縄合宿から別メニュー調整していた。この日午後にはゲーム形式の練習に左サイドバックで出場。「プレーも頭の回転も、まだスピードに追い付いていない」と言いながらも、プロとして本格始動し、ホッとした表情だった。

 札幌白石高3年の18歳。3月1日の卒業式出席のため1度、帰郷予定で、今は1分1秒が貴重な時間だ。午前練習では、元日本代表MF稲本と同組でボール回しの練習を行い「ずっとテレビで見ていた存在で緊張するかと思ったけど、一緒にやってみたら意外と普通でした」と、トップチームの一員になったことを実感。「取り入れたほうがいい部分は、どんどん盗んでいきたい」と貪欲だった。