サッカーの女子米国代表として長年活躍し、女子代表最多の通算184得点を記録したFWアビー・ワンバックが16日、ルイジアナ州ニューオーリンズで行われた中国代表との親善試合で現役生活に幕を下ろした。

 今季限りでの引退を表明した日本代表の澤穂希(INAC神戸)とは親交が深かった。

 先発出場した35歳のワンバックは後半途中で交代。ゴールを挙げることはできなかったが、ピッチを去るときは3万人を超える大観衆から拍手が送られた。

 試合は米国が0-1で敗れ、AP通信によると、ワンバックは「このチームを愛している。長くプレーできたことは誇りだ」と話した。

 アテネとロンドンの両五輪で金メダル獲得に貢献し、ことしの女子W杯カナダ大会では米国に4大会ぶりの優勝をもたらした。