J2山形は24日、J2京都から元日本代表FW大黒将志(35)を期限付き移籍で獲得したと発表した。17年1月末までの契約で、京都との公式戦にも出場できる。背番号は33。

 24日の午前に契約を済ませ、同日午後の練習から合流した。登録完了後の第2節、3月6日のアウェー愛媛戦から出場可能となる。大黒はクラブを通じ「出来るだけ多くゴールを決め、山形のJ1昇格のために全力を尽くします」とコメントした。

 178センチ、73キロの均整のとれた体で得点嗅覚に優れたFWだ。日本代表として06年ドイツW杯に出場し、Aマッチ22試合では5得点を挙げた。J1では204試合69点、J2では137試合75点で実績は申し分ない。昨季はリーグ40試合で16得点を挙げている。山形にとっては昨夏に続く2年越しのラブコールが実った形だ。

 昨年J1最下位の得点力だった山形の救世主となる。大黒柱のMFディエゴ、新加入の快足FWローザや、ポストプレーにたけるFW林に爆発力のある大黒が加わる。前線の組み合わせは自在で、変化に富む。1年でJ1復帰を目指す、ラストピースがそろった。