鹿島の日本代表FW金崎夢生(27)が1試合2得点で勝利に導いた。

 0-0の後半5分、ペナルティーアーク付近から鹿島DF山本脩斗(30)が右足シュート。当たり損ねた先に金崎が飛び込み、左すねの外側に当ててゴールに流し込んだ。同43分には追加点。MF柴崎岳(23)の右クロスに走り込みながら右足を合わせる。鮮やかなダイレクトボレーで試合を決め、チームを暫定2位に導いた。

 試合後はチームメートへの感謝を口にし「しっかり守備してくれたんで、点を取ることができました。みんなで取った勝ち点3なので、ほかの選手を褒めてあげてください」と笑顔。得点シーンについて「1点目は脩斗君のシュートのこぼれ球を狙っていた。2点目も岳のセンタリングが良かったので合わせるだけでした」と感謝を重ねていた。

 21日から代表合宿に合流し、W杯ロシア大会2次予選(24日アフガニスタン戦、29日シリア戦)突破を目指す。ここでもチームへの気遣いを見せ「自分は離れますが、ナビスコ杯があるので応援してください」。その上で「しっかり頑張りたいと思います」と、ひょうひょうと話した。