昨季12得点のG大阪FWパトリック(28)が来季構想外のため今季限りで退団する可能性が7日、高まった。10日甲府戦に向けた練習に姿はなく、午後からU-23(J3)の練習に異例の合流。長谷川健太監督(50)は「散々話はしてきた。『昔の名前で出ています』では通用しない」と険しい表情で説明した。

 パトリックは今季20試合で2得点。リーグ戦先発は7月17日から遠ざかる。指揮官は自分本位のプレーに注意を行ってきたが、5日の練習試合も「良くなかった」といい、今回は話し合いなく“降格”を決めた。練習を終えたパトリックは「初心を思い出したい」と語ったが、来季以降の契約は厳しい情勢となった。