フットサル元日本代表でFリーグ・デウソン神戸の鈴村拓也(38)が、今季限りで現役を引退することを発表した。

 高校サッカーの名門四日市中央工から97年にJリーグの神戸入り。00年にフットサルに転校し、スペインリーグのバルガス、タラベラでもプレーした。

 12年12月には上咽頭がんを発症したことを公表。抗がん剤と放射線治療を続け、不屈の闘志で約1年後にフィールドに戻ってきた。

 鈴村は「8年間、デウソン神戸に在籍して、多くの経験と喜びを感じることができました。12年に病気を患い、それでも現役選手として復帰することができ、さらに多くの経験を与えて頂きました。今後は、さらにフットサル界を盛り上げるべく、さまざまなチャレンジをしていきたいと思います」とクラブを通じてコメントした。

 来年2月19日にグリーンアリーナ神戸で開催される府中戦が、現役最後の試合になる見通しだ。