J1ベガルタ仙台MF金久保順(29)が1日、約1カ月ぶりに全体練習に完全合流した。ミニゲームではシャドーでプレーした。

 宮崎・延岡キャンプ中の2月4日の大宮との練習試合で右足首を痛めて以来、別メニューで調整を続けてきた。完全合流に時間がかかったが、「すんなり切り替えられた。(シーズンは)まだ始まったばかり」と焦りはない。状態について、「悪くないです。早く試合にからみたい」と意欲的だ。

 10年から2季、大宮で一緒だったFW石原直樹(32)の加入も励みとなった。開幕戦で決勝ゴールを挙げた先輩について、「あの人が点を取ることはわかっている。その助けになりたい」と話した。

 渡辺晋監督(43)は「やっと戻ってきてくれて、すごくうれしい。リバウンドもなく初日から動けていた」と話した。公式戦出場について、「今週末の練習試合に出場させて、それで問題がなければ土俵に上がる」と話した。3月11日のホーム神戸戦出場の可能性についても、「土俵に上がれば」と含みを持たせた。