清水エスパルスのFW金子翔太(21)が、Jリーグ史に名を残す通算2万ゴールを決めた。アウェー川崎フロンターレ戦の前半14分、FW鄭大世(33)のクロスから左足を合わせた。しかし、チームは後半に2失点。敗色濃厚だったが、同ロスタイムのラストプレーで途中出場の新加入FWチアゴ・アウベス(24)が左足で鮮やかな同点弾を決め、2-2の引き分けに持ち込んだ。

 完全アウェーの中、オレンジ色に染まった席から歓声が湧き上がった。

 前半14分、見事なカウンター攻撃が実った。自陣でボールを奪ったDF鎌田翔雅(27)がそのままドリブルで駆け上がり、右サイドのFW鄭大世(33)にパス。鄭の低い弾道のクロスを、ファーサイドに走り込んだ金子が左足で押し込んだ。相手GKが触ったが、ボールの威力が勝った。J1通算2万ゴールが決まった瞬間だ。