鹿島アントラーズは広州恒大(中国)に勝ち、2戦合計2-2としたがアウェーゴールの差で敗退が決まった。

 大きな1失点だった。鹿島が90分で8強進出を決めるには2点差以上の勝利が必要な中、前半28分にはFWペドロ・ジュニオールの先制弾。

 計画通りに進んだ展開は、一瞬の連係ミスで急転した。後半10分、相手シュートがポストに当たると、フリーで押し込まれた。国内19冠のチームが、何としても獲得したかったACL初優勝。DF昌子は「石井さん、選手、チームの夢が、あんなしょうもない1失点で終わった。本当に申し訳ないし、情けない」。後半終了間際には途中出場のFW金崎が得点するも、あと1点及ばず。FW鈴木も「先発で出た責任を感じています。今は冷静に考えられない」。2年連続のクラブW杯出場は消え、国内3冠に目標を切り替えるしかない。